村上市大須戸の豪農、中山家に伝わる古式能。黒川能の流れを汲むと伝える。毎年4月3日、8月15日、地元の八坂神社の能舞台で演じる。以下は、2012年4月3日の演能の演目を示す。
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式三番(脇能)
千歳、面箱を以って登場。着座。次いで翁、登場して着座、まず千歳、立ってとうとうたらりの詞に合わせて舞う。次いで面をつけた翁が立ち、天下太平、国土安穏を唱えて舞う、最後に三番叟がもみの舞、鈴の舞を舞って舞い納める。
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猩々(五番目もの)
ある秋の夜、高風が猩々と酒を酌み交わそうと潯陽江に行く。果たして症状が現われ、酔いながら波に舞い戯れる。汲んでも尽きぬ不思議な酒を高風に与える。
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蟹山伏
蟹の精に耳を挟まれ、呪文が通じなくなった山伏の哀れな姿。
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紅葉狩(四番目もの)
満山、紅葉に映える山奥深く、高貴な女たちが主演を開いている。そこへ鹿狩りにやってきた平維盛の一行が通りかかる。女たちは、一行を引き留め。酒を勧めて舞を見せる。 すっかり酔いつぶれた維盛は、寝込むが、その夢に八幡大菩薩が現われ、女が鬼であることをつげ、護身の太刀を授けて消える。目覚めると、夢のお告げのとおり、鬼が襲い掛かる。維盛は神剣の威力によって鬼を退治する。
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