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1. 鶴亀
中国皇帝が、新春の節会に酒宴を開いている。廷臣の勧めで、庭の池の鶴と亀は皇帝の千年の長寿を祝って舞う。皇帝自身も立って舞う。
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2. 敦盛
武士を捨てて出家した熊谷直実は、蓮生法師を名乗り、戦場の組打ちで討ったた平敦盛の追善のため、須磨の浦に到る。そこへ笛の音と共に、草刈男たちが現われる。そのうち一人が樵夫の牧笛の故事を語る。草刈達が去ると、残ったその男は、我こそは敦盛なりと名乗り、姿を消す。法師が回向をすると、敦盛の霊が現われ、都落ちを語って思い出の舞を舞い、戦死の次第を述べる、法師の回向に感謝し、後の供養を頼んで去る。
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3. 瓜盗人
畑の作物を盗みに来る盗人が、畑が荒らされているのをみて、自分も盗みに来るが、人立っている気配を感じて警戒する、しかし、それは人ではなく案山子とわかると、気が大きくなり、ごろ寝をしながら、瓜を手当たり次第に取って食べる、畑の主人が
これに気づき、自ら案山子に扮して、畑に立つ。盗人はそれと気がつかず、案山子に縄を付けて、案山子まで盗もうとたくらむ。案山子に扮した主人は縄を引く盗人を長い棒で背後から打つ、盗人は、案山子が主人だったことを知って逃げてゆく。
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4.現在熊坂
金売り吉次に頼って京を脱出した牛若丸は、近江の宿に至った時、元服を望んで、烏帽子屋に泊まり、左折れの烏帽子を注文する。烏帽子屋は、平家の右折れがはやる中での左折れの注文に、源氏の若君と悟る。出来上がった烏帽子の対価として、牛若は太刀を差し出す。烏帽子屋の妻は、昔、義朝に仕えて鎌田の妹だった。牛若が生まれた時、太刀を献上したことがあった。差し出された太刀をみて牛若とさとる。、涙を流して、太刀を返す。翌朝、吉次は牛若と共に、烏帽子屋夫妻と別れ、東への旅を続ける。赤坂の宿で泊まったとき、この土地の悪党、熊坂長範に襲われる、牛若は、夜襲かけてきた一味、十数名を斬りふせ、最後に長刀を揮う熊坂をも斬り伏せる。
(補記)この大須戸の演出では、牛若丸自身は、戦っておらず、その代理人である吉次の従者が戦っている。奇妙な演出というべきであろう。
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